2018.03.10 ホテル情報/hotel
皆さま、初めまして。
The GrandWest Arashiyama オーナーの松下美耶と申します。
初めてのブログ、ということで
何を書くか悩みに悩み、はや1時間が経とうとしています・・・
ホテルの思い、コンセプト、嵐山という地の魅力
伝えたいことはたくさんありますが、まずは
何故当ホテルが誕生したのか、をお話しさせていただこうと思います。
◆「ホテルの価値=宿泊 だけではなくなってきている。」
今、京都には、なんと1100軒以上のホテルがあるんだそうです!
シティホテル、3つ星ホテル、ゲストハウス、マンションホテル、町屋風一軒家など・・・
様々なタイプに分かれます。
たくさんのホテルを見て、
今のホテルの価値は「泊まる」だけではなく
・そこにしかない特色やコンセプトがあり、
・そこでしか味わえない「時」がある、こと。
この2つがあるからこそ、「泊まりたい」と思えるホテルになれるのではないか。
と、オープン準備の1年間で、痛感しました。
例えば、
「京都の暮らしを体験したい」方は、町屋風の一軒家へ。
「ゲスト同士、交流をして楽しみたい!」方は、共有スペースが充実したゲストハウスへ。
「ラグジュアリーな時を贅沢に過ごしたい」方は、一流ホテルへ。
それぞれのお客様に、過ごしたい「時」があり、それに合うホテルを選ぶ。
それが今のホテルのあり方なのでは?と、感じています。
それでは、私たちはお客様にどんな「時」を提供できるのか?
それは、2016年8月に遡ります。
◆コンセプトのモトが生まれた瞬間
私は、12歳から京都に(途中、東京・海外を挟み)住んでいますが
実は嵐山には来たことがありませんでした。
地元の人間からすると、とにかく嵐山は「人が多い」イメージ。
よっぽどの用事がない限りは、近づきたくない場所かもしれません。
嵐山でホテルオープン、と決まった2016年8月。
ほぼ初めて来た嵐山の印象は
「静か」
でした。
とにかく、とにかく、静かでした。
京都の夏は、とても暑い。
焼けるような、でもなく、ムシムシだけでは言い表せられない
へばりつくような暑さです。
ですが、そんな暑さを上書きするくらいの「静けさ」が、辺りを包み込んでいました。
「この静けさを、もっとたくさんの人に、この場で、実感してもらえへんかなあ」
そう感じたのが
The GrandWest Arashiyamaのコンセプトのベースとなっているように思います。
◆「嵐山の別荘」が生まれるまで
「嵐山の静寂を実感して、楽しんでいただきたい」
この想いから、デザイン・設計・施工は進みました。
ですが、コレ!といったコンセプトが思い浮かばない。
このホテルを一言で表す、お客様がここでしか味わえない魅力は何か?
1ヶ月間、悩みに悩んで
「別荘みたいに落ち着けるホテルを作れば、嵐山の静寂を存分に楽しんでいただけるのでは?!」
という答えにたどり着きました。
「京都の嵐山に別荘ができた。」と
お客様に感じていただけるような、空間作りをしたい。
そんな思いでオープンまで準備をし、
オープン後もその思いをぶらさずに、ここまで来ました。
オープンして半年が経ち、
ありがたいことにたくさんのお客様から
「2つ目の家みたい!」「家のようにくつろげた」「落ち着く空間だった」とのお声を頂いております。
これも、「別荘みたいなホテルを作りたい!!」という私のわがままを究極まで突き詰められたからこそ。
これからも、さらに
「別荘のようにくつろぎ、嵐山の静寂を感じられる」空間作りができるよう
スタッフ一丸となって、「より良いサービス」を突き詰めてまいります。